一見みかけの良い脚でも、悩みはOの方達と何ら変わりなくて、
何でこんなに、使いにくいのかがわかるまで、たいそう時間がかかった。

要するに、腰が乗ってる支えの部分が、ほんの少しずれているだけで、
O脚もX脚も紙一重と言う事。
上半身を、脚の上に乗っけて生活しているのに、変わりはなかった。

きっと、同じように見えるXでも、色々タイプ別に別れると思うけど、
美しく鍛えられた、Xではないから、使いにくいのは当たり前で、
上半身を上手い具合にごまかして、ニセモノの美しさを作っていた。

そこを、先生は一目見て見抜いたわけで、
直りますよと言ってくれたし、悩んでいる事も悟ってくれた。
今まで、褒められた事はあっても、そう言う感覚で指導された事は無かったから。

O脚の人が、一生懸命膝を重ねようとしているのに、
私は、軽く1番でも重なってしまうから、そこから先に進めなかった。
でも、やるべき事は同じで、上下に引っ張り合って、脚を真っ直ぐにする事。

雑誌を開く方を下にして、上から押さえた時に、
真ん中が空いて、Oになるか、人型(X)になるかと言う事。
やっている事が同じでも、ちょっとのズレで、全く違う事になる。

日常生活での、6番の脚でアンディオールも、やっぱり感じていなくてはいけなくて、
内側に乗っかって、X脚を作っている以上、改善しなくてはいけない点は、多々あるし、
もしかしたら、本当にやっかいなのは、Oより、Xかもしれない。

1番で、膝が重なる私は、1番なのに右脚を前にして、重ねて立っている。
そんな癖に気が付いて、改善中なのだけど、膝の裏が伸びすぎて、
膝の裏がひっくり返りそうになる。筋肉ではなく靱帯が伸びる感じ。

ちょっと間違った引っ張り方をすると、故障の原因になる。
膝の裏ではなく、ハム筋を伸ばす事を意識していないといけないし、
同じ内側の筋肉でも、使い方を間違うと内股になってしまう。
ほどけない螺旋状を常に意識していないととても危険な事になる。

そして、いつか本物に。
そして、いつか飾りではなく使える脚に。