もう随分前になるのだけど
舞台のダメ出しが
みんなそれぞれある中で
ソロのシーン
ドロシー伸びやかに〜
しか言われなくて
どうしたらいいかすごく悩んだ。

やった解決した。
背骨の伸び縮みを意識する。
これだけ。
何年越し?

気持ちが背骨に表れる。
そんな感じで納得できた。
表現のひとつとして
背中で見せてと言う事や
背中も見られてますよと言う事に
自分は背中の何を意識してただろう。

隙があるのも背中。

伸びやかに見えるバレリーナの
動画見ると背骨が
すごく動いてるけど
そこはそんなには目立たない。

ずっと上に引き上げ続けていると
流れが一方通行で窮屈になる。

先生はよく
噴水の水のように
流れを循環させてと言うけど
ただ引き上げて
突っ張ってるわけじゃないから
呼吸と連動させるって事になる。

アンディオール
と言うテクニックがあるから
表現が出来るって
言葉ではわかってた。
わかってたから
アンディオールの不確かさが
常に悩みの中心だった。

ただ足を回す事が
アンディオールって事じゃなくて
身体全部使わないと出来ないんだから
表現もすごくシンプルで
繋がってる事として捉えられる。

伸びやかに
踊りたい。