お稽古していて、
注意される事は似たような事で、
ボディ、アムス、脚と、使い方を
先生があの手この手で色々な角度から
指導してくれる。

引き上げる事ひとつにも、
いろんな表現で熱く語ってくれるし、
出来てなければ何度でも、注意される。
 
ただ出来ていない部分は、
注意されてる所だけじゃなくて、
いろんな所に潜んでいる。

人の振りを見ていて、
この人のここを何故注意しないんだろうと、
感じる事がある。

先生も重要な順に注意していくと、
そこまでたどり着かないか、
何から何まで注意しなくてはならなくなるから、
とにかくポイントを押さえての注意なのかもしれないし、
個人的な弱点と言う事もある。

先生によって、
ここが絶対に許せない。
先生の前でそれをやったら、
お稽古途中でやめて帰ってもらう
とまで言われた事もある。

私が気になる事が、先生が気が付いてないはずはないし、
大きな注意に紛れて、そこまで神経が行き届かず、
二の次になってしまう部分と言う事もある。

細かい部分でさらっと通り過ぎてたりして、
何回目かに、そうだ、前も言われてたと気づく。
気づけばまだ良い方がけど。

何年もやってると、
大きな注意はもうすでにインプットされてるはずだから、
そこの重点はもう、当たり前。

言われなくちゃ直せないとか、
言われてから直すとか、
そろそろ卒業しないとダメだよね。
出来て当たり前。

やらねばならないと知っている。
心も身体も、諸事情あれど知っている。
この事にお稽古の全部の時間を取られるんじゃなくて、

こらからの注意は、自分で見つけて、
言われる事だけじゃなく、
もっとささいな事に気を付ける事も大事かな〜と。
ひとつ上を目指して行こうかな〜と。

注意されないけど気になる事に、
とても大事な部分が隠れてる気がする。