研究中のアムスです。
前回の報告は、確か9月頃だった気がする。

最近色々な所で、部品が繋がってきて、
なんで、出来ないんだろうと思っていた事が、
これだもの出来るはず無いよと言う事が、
自分の身体でわかって来た。

自分が通ってきた道を振り返ると、
やっぱり焦っても、悔しくても、
出来ない身体では無理で、
悩んでも出来るはずは無いって事。

そして、先生が言っていた事は、
この事だったんだ〜と、
身体が出来てやっと繋がる。
自分の背骨の形態が、自分でどういう状態か、
感じ取れて、わかるようになったのは、
つい最近の事で、歪んで反っている事を、
一生懸命修正しようとしていたけど、
歪んでから修正するんじゃなくて、
歪んでたら反れないのがわかった。

今は、その背骨さえ正しければ、
ほとんどの出来事が上手く行く気がする。
背中が反ってたり、お腹が休んでいると、
アムスの位置も、正しく使える所に行けないのもわかる。

正しくないボディで、いくら修正しても、
すぐ正しくない使い方に戻るのは、
形状記憶じゃないけど、傾いた床に、
ビー玉を転がしてるようなものだったわ。
転がらないようにしてるんだけど、
床が傾いてるから、何かの拍子に転がっていくの。

アムスと、ボディが釣り合うために、
十字になってるんだ〜って、わかっていたと思って、
そう使おうとしていたけど、一番の決め手は背骨の修正だった。
軸だとか、筋肉だとかわかったような事言ってたけど、
背骨が均等に上下に引っ張り合っていない所で、
いくら修正しても、張りぼてだから、すぐ崩れてしまう。

背骨があるから、肩甲骨が左右に引っ張り合える。
ずっと言われていた事が、
やっと少し身体で感じられるようになってきた。

『バレエに必要な感覚は、中身であって、その形にする事じゃないの。
それは、とても苦しい事で、簡単に出来るはずがないのよ。』

自分の敵は自分。
楽な所では身体は出来ないんだって、
アムスを研究中の今、とても感じる。

脚を外腿で上げたり、傾いてあげている人を見て、
そこでキープは無理でしょ、と思うのと一緒で、
アムスは、背中が出来てないと、
キープは無理なんだったわ。

先生が、自分が一番美しく見えるアムスを、
鏡を見て研究しなさいと、
言ってた意味の、深い所がわかったわ。
美しいアムスは、正しいボディじゃないと、
作る事は出来ないんだ。