身体柔らかくていいね。
そう言われる。
それは、何が基準?

立って前屈、掌が床に着く。
床で前屈、すねに顔が着く。
床でオープン180度に近いだけ開く。
そして開脚して前屈、お腹が着く。

人と比べる事が、目的なら充分達成されてると思う。
でも、ここが、柔らかい人のスタート。
(うらやましいとか、言われて、いい気になってる場合ではない)

床に掌を着く事が、目的ならOKでしょう。
でもその時、何をしているか、どこを伸ばしているかが問題。
ハム筋はもちろん伸びるけど、お腹を引き上げて、二つ折りになる事や、
背中のストレッチだったり。

180度近く開いたなら、そこから回していく事だったり。
内側を開くだけではなく、内側を感じ、外側を伸ばす。足を遠く伸ばしているけど、ここで、内側がはずれていかない筋力。

そして、伸ばさなくてはいけない筋肉は、足りない筋力は、硬い人も、柔らかい人も同じ所に潜んでいるのです。

YOKOさんが、思い切り足を顔の前に上げられる、柔軟性があっても、
正しい位置では、90度と言ってるように。
そこが伸びる事、正しく伸びるために足りない部分の、柔軟性。
ここがもっと伸びたらいいのにと言う部分は、あまり変わらなかったりするんです。

ストレッチは、伸ばしてあげる事が大事で、人と同じ形になる事ではないし、
それぞれ伸びてない場所、弱点を見極める事も大事。

バレリーナの柔軟性は、鍛錬された、美しさなんですもの。