バーレッスンの時、つい鏡の中の自分を見てしまうので、(見とれてるわけではないよん)
滅多に、鏡の方には行かないのだけど、たまーに鏡を見たくなる。
鏡の中の自分を見ると、目線が下がるから、頭が正しい場所にいられない。
でも、やっぱり鏡が近いと、いろんなチェックが出来るな〜なんて思いながら、
バーレッスンをしていた。
鏡を見ていると、修正というか、微調整が楽に出来るからなのか、
今日の私は調子が良かった。
こんな日が、いつもだと嬉しいのに。
でも、見て直すクセは、つかないようにしないと。
komachiさんのblogにある、真っ直ぐ立つ。
これがわかるのに、何年もかかった。
先生が、いろんな方向から、軸の場所や、バランスの位置なんかを、
教えてくれて、試行錯誤してこれでもか、これでもかと、探し続けた。
もっと指の方に乗ればいいとか、前バランスでとか、
お腹ゆるめないとか、背中休まないとか、すきまを作るとか、引き上げるとか。
色々言われても、全然わからなかったのが、
ある日突然わかった。
本番まで、あと少し。
音に合わせるようにと言う指示。
今回は、かなりいいチームワークで、とてもやりやすいし、
こんなに一生懸命に、合わせた事あんまり無かったかも、
と言うくらい、結構真剣に練習している。
それにしても、ビデオの中の私って・・・
キレが無くて、もたついてる。
すごく脚を上げてるつもりでも、写ってるものを見るとがっくりする。
それに、10センチくらいしか跳んでないように見える。
実際はもっと跳んでると思うのだけど。
何とかしなくちゃいけない。
お世辞じゃなくて、良かったよって思ってもらえるように。
それにしても、ビデオは正直・・・
『百聞は一見にしかず』
先生の言うダメだしが、身にしみるわ。
ホントに気の付かない自分の癖なんか、ぐさっと来る。
上手くなった気でいると、そうでもないらしい・・・
『バレエで、簡単な事はひとつもない。
もし、簡単に出来てるとしたら、それは正しくない。』
レベルが上がれば上がるほど、難しさがもっと身にしみていくし、
ちゃんとやろうとしたら、これでいいと言う限界点は無い。
1番で、ちゃんと立てたら、2番へ。
そして、2番が出来たら、4番へ5番へと進んでいく。
ここが出来ないと、本当は次に行けない。
だって、ちゃんと立てないのに、プリエだなんて。タンジュだなんて。ルルベだなんて。
でも進む。
進んでくれないと、バレエのお稽古が、立つ事だけに終わってしまうから。
考えただけで、行くのがイヤになる。
出来ない事があろうと、出来てるつもりで、どんどん進む。
そのうちに、自分で何が出来てないかわからなくなり、
ある日突然悩む。
今まで、40数年の間、どれだけの人と出会っただろう。
隣に住んでた、おばさん。
お米やさんの、おじさん。
ピアノの先生。
うらのお家の、もとこちゃん。
学校の先生。
同級生。
部活の先輩。
漫画家になった友達。
歌手になった友達。
職場の上司。同僚。
結婚前の彼氏。
結婚した彼。
彼の両親。
彼の親せき。
生まれてきた、子ども達。
子どもを通じて出来た友達。
バレエの先生。
教室の仲間。
環境が、いろんな出会いを運んでくる。
小さな出会いから、大きな出会い。
一人ひとりの出会いが、今の私を作っている。
そんな中で、ここ、ネットを通じてまた新しい出会いがあり、
人の輪が始まり、大きく広がっていく。
一人で日記をつけてても、思い出にしかならないけど、
人との繋がりが、人生を楽しくも、苦しくもさせてくれる。
楽しいばかりが人生でもないし、苦しいばかりが人生でもない。
ネットで、知り合って自殺した事件があったけど、
死んではいけない。
死ぬ以外にも、いろんな道がある。
死ぬ道しか見えない状況の繋がりは、とても恐ろしいと思う。
いろんな道があるんだよ。
いろんな考え方があるんだよ。
そう言う出会いが、ネットの素晴らしい所なんじゃないかと思うんだけど。
ドロシー
私の好きなもの。
わんことお散歩。
大好きなバレエレッスン。
お菓子作り。
そして、かけがいのない夫と子ども達。
そして、私を気にかけてくれるいろんな方達。
美しいライン
伸びやかに
ドロシー